1 設立趣旨
言語及びコミュニケーションを場の視点から研究することを目的とする研究会である。場の視点というのは、広い意味では、要素還元主義、デカルト的二元論を超えた主客非分離、自他非分離の立場に立つ一切の理論を包摂するが、狭義においては、複雑系における自己組織化現象として言語を捉える考え方であり、本研究会は、基本的に複雑系科学の視点に立脚しながらも、幅広く場の視点に立って言語・コミュニケーションの本質を探求することを目的とし、本日、「場の言語・コミュニケーション研究会」として、これを設立する。
2 実施主体
科学研究費補助金の研究課題「言語とコミュニケーションにおける場の理論の発展:近代社会の問題解決を目指して」(2011年度~2013年度)の研究グループを中心に立ち上げたが、この趣旨に賛同する研究者にも幅広く参加していただき、2014年度以降は、引き続き科研費研究課題「「言語とコミュニケーションにおける場の理論の構築:近代社会の問題解決を目指して」(2014年度~2016年度)の研究グループで、引き継いでいる。研究会代表は会員の互選とする。
3 開催要領
年4~6回程度開催し、研究結果も踏まえて、認知言語学会などの学会で報告するとともに、科研費研究の成果として、同科研費研究のHPを通して公表する。
4 事務局
研究会事務局長岡 智之が勤務する東京学芸大学にこれを置く。事務局長が海外勤務の間は、科研費研究メンバーが適宜事務局の仕事を代行する。
役員
代表: 大塚正之(早稲田大学大学院法務研究科)
事務局: 岡 智之(東京学芸大学)、櫻井千佳子(武蔵野大学)
渉外: 井出祥子(日本女子大学)